ウイスキーを飲み始めると、よく聞くようになるのが「バーボン」という言葉です。
ジムビーム、メーカーズマーク、フォアローゼズ、I.W.ハーパーなど、スーパーや酒屋でも見かけることが多いので、名前だけは知っている人も多いと思います。
ただ、初心者のうちは、
「バーボンってウイスキーなの?」
「スコッチとは何が違うの?」
「甘いって聞くけど本当?」
と思うこともありますよね。
この記事では、ウイスキー初心者向けに、バーボンとはどんなお酒なのか、スコッチとの違い、どんな飲み方が合うのかをわかりやすく解説します。
バーボンとは?
バーボンは、アメリカで造られるウイスキーの一種です。
正式には「バーボンウイスキー」と呼ばれ、アメリカンウイスキーの代表的な存在です。
バーボンと呼ばれるためには、いくつかの決まりがあります。細かくいうと色々ありますが、初心者がまず覚えておきたいのはこのあたりです。
- アメリカで造られるウイスキー
- 原料の51%以上にとうもろこしを使う
- 内側を焦がした新しいオーク樽で熟成される
特に大きな特徴は、とうもろこしを多く使うことと、内側を焦がした新樽で熟成することです。
この2つが、バーボンらしい甘い香りや、バニラ、キャラメルのような風味につながります。
バーボンは「ケンタッキー州で造られたものだけ」と思われがちですが、実は必ずしもケンタッキー産である必要はありません。
ただし、実際には有名なバーボンの多くがケンタッキー州で造られています。
バーボンの味わいの特徴
バーボンは、ウイスキーの中でも比較的わかりやすい味わいを感じやすいジャンルだと思います。
よく表現される香りや味わいは、
- バニラ
- キャラメル
- はちみつ
- メープル
- 焦がした木の香り
- とうもろこし由来の甘さ
などです。
もちろん銘柄によって違いはありますが、全体的には甘みを感じやすく、香りも華やかなものが多い印象です。
スモーキーなウイスキーや、クセの強いウイスキーが苦手な人でも、バーボンなら飲みやすいと感じることがあります。
一方で、アルコール感がしっかりしている銘柄も多いので、最初からストレートで飲むより、ハイボールやロックから試す方が入りやすいと思います。
スコッチとは?
スコッチは、スコットランドで造られるウイスキーです。
スコッチウイスキーと名乗るためには、スコットランドで造られ、オーク樽で最低3年以上熟成される必要があります。
スコッチには、シングルモルト、ブレンデッド、ブレンデッドモルト、グレーンウイスキーなど、いくつかの種類があります。
このブログでもすでに、
- シングルモルトとは?
- ブレンデッドウイスキーとは?
- ブレンデッドモルトとは?
- グレーンウイスキーとは?
という記事を書いていますが、スコッチはそのあたりの分類を知ると、より楽しみやすくなります。
スコッチは銘柄によって味の幅がかなり広いです。
華やかでフルーティーなものもあれば、ピート由来のスモーキーな香りが強いものもあります。
バーボンよりも「銘柄ごとの個性」がかなり出やすい印象です。
バーボンとスコッチの違い
バーボンとスコッチの違いを簡単にまとめると、こんな感じです。
| 比較 | バーボン | スコッチ |
|---|---|---|
| 主な生産地 | アメリカ | スコットランド |
| 主な原料 | とうもろこし中心 | 大麦麦芽など |
| 熟成樽 | 内側を焦がした新樽 | 主に使用済みの樽 |
| 味の傾向 | 甘い、バニラ、キャラメル | 幅広い、フルーティー、スモーキーなど |
| 初心者の印象 | 甘くてわかりやすい | 銘柄によって印象が大きく違う |
かなりざっくりいうと、バーボンは甘くてわかりやすいウイスキー、スコッチは個性の幅が広いウイスキーというイメージです。
もちろん例外はありますが、最初はこのくらいの理解で十分だと思います。
なぜバーボンは甘く感じやすいのか
バーボンが甘く感じやすい理由は、主に原料と樽にあります。
まず、バーボンは原料の51%以上にとうもろこしを使います。
とうもろこし由来の甘みや香ばしさが、バーボンらしい味わいの土台になります。
さらに、バーボンは内側を焦がした新しいオーク樽で熟成されます。
この樽から、バニラやキャラメル、焦がした木のような香りが出てきます。
そのため、バーボンを飲むと、
「なんか甘い香りがする」
「バニラっぽい」
「キャラメルみたい」
と感じることが多いです。
ウイスキー初心者でも香りを取りやすいので、最初の一本としても選びやすいジャンルだと思います。
バーボンは初心者におすすめ?
個人的には、バーボンは初心者にもおすすめしやすいウイスキーだと思います。
理由は、味の方向性が比較的わかりやすいからです。
スコッチの中には、スモーキーさや潮っぽさ、薬品っぽい香りなど、最初は少しびっくりするような個性を持つものもあります。
それに比べると、バーボンは甘い香りや樽の香ばしさが中心なので、ウイスキーに慣れていない人でも入りやすいです。
ただし、バーボンはアルコール感が強く感じられることもあります。
そのため、最初はストレートよりも、
- ハイボール
- ロック
- 水割り
- コーラ割り
あたりから試すと飲みやすいと思います。
特にハイボールにすると、甘い香りは残しつつ、すっきり飲めるので家飲みにも向いています。
初心者が試しやすいバーボン
初心者が最初に選ぶなら、有名で手に入りやすい銘柄から試すのが安心です。
ジムビーム
ジムビームは、バーボンの中でもかなり有名な銘柄です。
公式サイトでも、200年以上続くブランドとして紹介されています。
価格も比較的手に取りやすく、スーパーやコンビニでも見かけることがあります。
ハイボール用としても使いやすく、まずバーボンを試してみたい人には選びやすい一本です。
メーカーズマーク
メーカーズマークは、赤いロウで封がされたボトルが印象的なバーボンです。
公式サイトでは、なめらかでフルボディな味わいを特徴として紹介されています。
個人的にも、メーカーズマークは甘さや香りがわかりやすく、初心者でも楽しみやすいバーボンだと思います。
ジムビームより少しリッチな雰囲気で飲みたい時にも良さそうです。
フォアローゼス
フォアローゼスも、バーボンの定番銘柄です。
華やかな香りがあり、バーボンらしい甘さも感じやすいタイプです。
ボトルの見た目も印象的なので、家飲み用として置いておきたくなる一本です。
バーボンに合う飲み方
バーボンは色々な飲み方で楽しめます。
初心者なら、まずはハイボールがおすすめです。
ハイボール
バーボンの甘い香りと炭酸の爽快感は相性がいいです。
スコッチのハイボールとはまた違った、少し甘くて香ばしいハイボールになります。
濃すぎるとアルコール感が出やすいので、最初は少し薄めに作ると飲みやすいと思います。
ロック
氷を入れてゆっくり飲むと、バーボンの甘い香りや樽の香りを感じやすくなります。
ただ、アルコール感も出やすいので、少しずつ飲むのがおすすめです。
コーラ割り
バーボンはコーラとも相性がいいです。
甘さが重なるので、かなり飲みやすくなります。
ウイスキー感をしっかり味わうというより、気軽に楽しむ飲み方として良いと思います。
バーボンとスコッチ、どっちから飲むべき?
初心者が最初に飲むなら、どちらが正解ということはありません。
甘くてわかりやすい味から入りたいなら、バーボン。
ウイスキーの幅広い個性を知りたいなら、スコッチ。
こんな選び方でいいと思います。
私自身は、最初は「ウイスキーって難しそう」と思っていましたが、ハイボールやロックで飲むようになってから少しずつ楽しめるようになりました。
バーボンもスコッチも、それぞれに良さがあります。
最初から細かい知識を覚えるより、まずは飲みやすそうな一本を選んで、自分の好みに合うか試してみるのが一番だと思います。
まとめ:バーボンは甘くて親しみやすいアメリカンウイスキー
バーボンは、アメリカで造られるウイスキーの一種です。
とうもろこしを多く使い、内側を焦がした新樽で熟成されることで、バニラやキャラメルのような甘い香りを感じやすいのが特徴です。
スコッチと比べると、バーボンは甘くてわかりやすい味わいのものが多く、ウイスキー初心者にも入りやすいジャンルだと思います。
まず試すなら、ジムビームやメーカーズマークのような定番銘柄から始めると選びやすいです。
ハイボールにすればすっきり飲めますし、ロックにすればバーボンらしい甘い香りをじっくり楽しめます。
スコッチとはまた違う、アメリカンウイスキーならではの甘さと香ばしさ。
まだバーボンをあまり飲んだことがない人は、次の家飲み候補に入れてみても面白いと思います。


